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名古屋市博物館『レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの闘い」』

   

こんばんは。名古屋は今日は暖かい一日で嬉しかったです。
「レオナル・ド・ダヴィンチとアンギアーリの闘い」展に行って参りました。
何でも世界初の展示ということでレオナル・ド・ダヴィンチVSミケランジェロの
2大巨匠による実現しなかった壁画を下絵から起こして展示するという
復元プロジェクトということで残念ながら本物は実在しない絵を
「こうなるはずだった」という発想で展示されていました。
ダヴィンチ先生の「タヴォラ・ドーリア」と呼ばれている絵が
どれほど後世の画家に影響を与えたかということを立証した展覧会でした。

幻の壁画が描かれている途中にそれを見に行った画家が模写して
それを見た画家が又それを「お手本」として描く、ということが繰り返されて
どれほどダヴィンチ先生が高名で画期的であったかということが良くわかる展示でした。

東京芸大の研究室でダヴィンチ先生の「タヴォラ・ドーリア」を3Dの立体化して
レプリカントが作られて展示されていましたが「ウワォ」という代物で
馬と騎士と歩兵が絡み合って「旗を争奪」する場面が描かれているのですが
店長は平面ではわかりにくかったものが立体になるとこれほど見えてくるとは!
と感動してしまいました。

あの絵を見てスゴイと思って模写した数々の高名な構成の画家たちの「目の確かさ」に
もっぱら驚いてしまいました。
恥ずかしながらダヴィンチ先生の絵では全然どうなってるのかわからなかったので
3Dレプリカントで「こうなってたんだ!」とわかった次第で、そうなると
名前はネタバレになってしまうので伏せますがダヴィンチ先生の下絵の「ホンモノ」が
やはり一番大迫力。模写の模写のそのまた模写となってくると個性もありますし、
鑑賞する側にも好き好きもあるのでシロウトの感想などどうでもよいことなのですが
やはりダヴィンチ先生の本物とミケランジェロ様の本物が並んでいたら
それはそれはスゴイことになったんだろうと思いました。

美術館巡りが好きなのでそれにかこつけて飛行機に乗って行けたのに!
あー残念だこと!と思いながら帰って参りました。

 - マメうんちく ,